" A ray of Light" 2015 @Gallery Camellia Scene Photo 

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2015年「ひかりさす」Gallery Camellia 展示風景

 

 

東京中央区銀座一丁目、Gallery Camelliaの入居する「奥野ビル」は昭和7年(1932年)に竣工された当時の高級アパートメントである。棟が2つあり、正面向かって左の棟は昭和7年、右の棟は昭和10年に建てられ、現在では中は繋がっている。地下から6階に及び(7階は増築されたオフィスフロア)ギャラリーやアンティークショップや個人事務所等が入居している。

 

 今回の展示では、このビルの502号室を、現在と過去を結ぶ時間軸から派生する特別な空間としてとらえ、テラコッタが持つ柔かな質感や世界感をそこに表現できたらと考えていました。タイトルとなった「ひかりさす」はギャラリーに差し込む優しい光の印象や映り込む影、そして心の中に一筋に差し込んだ光も重ね、そこから湧き出てきたテーマです。実際に展示をすると、自然光が美しいのはもちろん、夕刻にかけてビルに反射した青い光と白い空間のコントラストや乾いた風が通りぬける開放的な会場となり、新緑の季節も手伝って、静謐で雲の中にいるような場所となりました。手入れの行き届いた真っ白な空間と柱のアール(角の丸み)や台座と作品の関係が外光ともうまく調和し、刻々と移り変わる光と作品の溶け合う心地良い展覧会となったようです。

 

※撮影はキサカミオによる自然光での撮影。A picture taken in natural light by Mio Kisaca

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 © 2014 Kazumi NAGAOKA  

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